はじめに
韓国語の単語を増やすとき、いちばん壁になるのは「単語の量」です。
でも、安心してください。韓国語には、日本語話者が有利になる単語がたくさんあります。
それが 한자어 (漢字語)です。意味のかたまり(パーツ)で覚えやすいのが特徴です。
この記事では、漢字語を使って語彙を増やすコツを初心者向けにわかりやすくまとめます。
漢字語(한자어)ってなに?
漢字語は、漢字が由来の韓国語の単語です。表記はハングルですが、意味は漢字の組み合わせで理解できることが多いです。
- 학교 学校
- 문화 文化
- 전화 電話
意味が日本語とかなり近いので、最初から覚えやすいです。
まずは「よく出る音」を少しだけ覚える
漢字語は、「同じ漢字=だいたい同じ音」で出てくることが多いです。
日本語と「音が似ている漢字」と「全然違う漢字」がある
漢字語の音は、日本語の音読みと「わりと似ている」ものもあれば、「全然ちがう」ものもあります。 これは、日本語と韓国語で音の変化のしかたが違うためです。
1 音がかなり近い(覚えやすい)
- 문화文化 ↔ 문·화
- 인기人気 ↔ 인·기
- 약속約束 ↔ 약·속
- 주의注意 ↔ 주·의
- 예약予約 ↔ 예·약
2 音が離れている(最初は戸惑う)
- 공항空港 ↔ 공·항
- 화장실化粧室 ↔ 화·장·실
- 오해誤解 ↔ 오·해
- 역사歴史 ↔ 역·사
- 병원病院 ↔ 병·원
コツは、「日本語と似ているかどうか」を気にしすぎないことです。韓国語では「この漢字はこの音」として、まとまりで覚える方が早いです。
ここが大事です
1つの漢字の「ハングルの音」を1個覚えるだけで、同じ漢字が入った単語を、関連づけてまとめて増やせます。
학 学 → 학
- 학교(学校)
- 학생(学生)
- 대학(大学)
- 학년(学年)
- 학기(学期)
- 학원(学院 / 塾)
- 학습(学習)
- 문학(文学)
- 과학(科学)
- 수학(数学)
- 어학(語学)
- 학점(学点 / 単位)
대 大 → 대
- 대학(大学)
- 대학원(大学院)
- 대학생(大学生)
- 대형(大型)
- 대회(大会)
- 대부분(大部分)
- 대통령(大統領)
인 人 → 인
- 인간(人間)
- 한국인(韓国人)
- 일본인(日本人)
- 본인(本人)
- 인기(人気)
- 성인(成人)
- 인원(人員)
생 生 → 생
- 학생(学生)
- 인생(人生)
- 생일(誕生日)
- 생활(生活)
- 출생(出生)
最初に全部覚えようとしないで、よく出るものから少しずつで大丈夫です。
パーツで見ると覚えやすい(組み立て式)
漢字語は、単語が「パーツの組み合わせ」になっていることが多いです。日本語と同じように、2文字・3文字で意味が組み立てられます。
旅行のときに役立つのが、「入口」「出口」「利用」「注意」みたいな表示です。こういう表示は、漢字語だらけです。
旅行・ショッピングで使える漢字語
街で見かけやすい漢字語は、覚えると効果が大きいです。
こういう単語は、ドラマの字幕や、買い物の画面でもよく出ます。「見たことがある単語」が増えると、読むのが急にラクになります。
恋愛・ドラマでも漢字語は多い
恋愛ドラマでも、漢字語は普通に出てきます。感情・関係・状況を説明するときに使われます。
- 감정(感情)
- 관계(関係)
- 약속(約束)
- 오해(誤解)
- 상황(状況)
- 기회(機会)
「知らない単語」の中にも、漢字が見えると推測できることが多いです。
注意:同音異義語もある(でも怖くない)
漢字語は便利ですが、注意点もあります。同じ発音でも意味が違う単語(同音異義語)があることです。
たとえば「전」や「수」などは、いろいろな漢字に対応するので、文脈で判断が必要になります。
例:「전」
- 전화(電話)= 電
- 전기(電気)= 電
- 전부(全部)= 全
- 전국(全国)= 全
- 전날(前日)= 前
- 전후(前後)= 前/後
例:「수」
- 수영(水泳)= 水
- 수도(水道)= 水
- 수학(数学)= 数
- 수량(数量)= 数
- 수도(首都)= 首(※水道と同音)
- 수정(修正)= 修
ただ、初心者の段階では、まず「見えるようになる」だけで十分です。「この単語、漢字語っぽい」と気づけるだけで、学習効率が上がります。
おすすめの覚え方(3ステップ)
最後に、覚え方をまとめます。
-
1
旅行や字幕で出る表示から覚える
例:입구 / 출구 / 할인 / 주의
-
2
よく出る音を少しだけ覚える
例:학 / 문 / 전 / 인 / 생
-
3
単語を「パーツ」で見る習慣をつける
「これ+これで意味ができる」を意識する
この3つだけで、語彙の増え方がかなり変わります。
まとめ
韓国語の漢字語(한자어)は、日本語話者にとって強い味方です。
- 同じ意味の単語が多い
- パーツで覚えやすい
- 旅行・ドラマ・買い物の場面でよく出る
最初は、「よく出る表示」と「よく出る音」からでOKです。少しずつ増やしていけば、知らない単語に出会っても、推測できる力がついていきます。
よくある質問(FAQ)
Q 漢字語(한자어)は、どこから覚えるのが効率的ですか?
A. まずは旅行や字幕でよく見る表示(입구/출구/할인/주의 など)からがおすすめです。「見たことある単語」を増やすのが近道です。
Q 日本語と発音が似ている漢字語と、全然ちがう漢字語があります。どう覚えたらいいですか?
A. 「似ているかどうか」は気にしすぎず、韓国語では「この漢字はこの音」として、まとまりで覚えるのが早いです。
Q 同音異義語(전/수 など)が不安です。
A. 最初は完璧に区別できなくても大丈夫です。「漢字語っぽい」と気づけるだけで読解が楽になります。慣れてきたら文脈で判断できるようになります。